ヨシダのドイツ日記

ドイツサッカー留学・ケルン体育大学の情報や私の考え方について書いています。

まさかのGL敗退!?前回覇者・ドイツで見たワールドカップ

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写真:Getty Images

 

Guten Tag!!みなさん、こんにちは。

 

4年に一度のサッカーの祭典、ワールドカップもついに終わってしまいました。

ほとんど毎日、ハイレベルの試合を見ることができましたし、ワールドカップを通じてたくさんの人と出会うことができました。

 

本当に、ワールドカップ様様です。

 

日本代表もグループステージを突破して、決勝トーナメントでも良い試合を見せてくれ、ワクワクさせてもらいました。

残念ながら、私の生活するドイツはグループリーグ敗退というまさかの結果でしたが、逆に珍しい経験ができたかなと思います。笑

 

また4年後と考えると随分先の話ですが、きっと、あっという間に次のワールドカップを迎えているんだろうと思います。

 

さて、今回私は、初めて日本以外の国でワールドカップを観戦しました。

そこで今回は、ドイツでワールドカップを観て、感じたことをまとめていきたいと思います。 

 

1. 時間帯の違い

まず、これは日本と絶対的に違うことですが、試合が行われる時間帯が違いました。

 

今大会では、試合時間が日本の夜中であることが多かったため、多くのサッカーファンが睡眠不足に悩まされたのではないでしょうか?

 

一方、ドイツ時間では、基本的に試合は14:00,17:00,20:00に行われていたため、私は、寝不足になることなく、多くの試合を観戦することができました。

 

これは本当に良かったです。

 

2. まさかのグループリーグ敗退

なんと言っても、一番驚いたのは、ドイツがグループリーグで敗退したことです。

 

前回覇者でFIFAランキング1位の強豪ドイツがグループリーグ敗退するなど、誰が予想したでしょうか?

ドイツがグループリーグで敗退するのは、西ドイツとして参加していた時代も含め、史上初だそうです。

 

優勝国でW杯を見られるかと少し期待していたので残念でしたが、逆に珍しい経験ができました。笑

 

敗退が決まった瞬間のドイツは、悲しみと怒りですごい怖かったです…

韓国に負けたというのもあって、同じ東アジア人として、その日は街を歩くのが少し怖かったです…笑 

 

余談になりますが、ドイツで生活をしていると「ニーハオ」と声をかけられることがしばしばあります。

私たちが欧米の人々の国籍を見分けられないように(中には見分けられる人もいるかもしれませんが…)彼らもアジア人を見分けることはできないようです。

東アジア人は、基本的に中国人だと思われていると思います。 

 

3. サッカー愛

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日本でもそうかもしれませんが、ほとんどのカフェやレストラン、バー、公園など、どこに行っても大きいテレビやスクリーンがあり、試合を観戦することができました。

ビールを飲みながら、みんなでサッカーを観戦する。これほど幸せな時間はありません。

 

また、ドイツの試合の時は、平日の昼間にも関わらず本当に多くの人が仕事を切り上げて観戦していました。

 

そしてこれは、私の周りにサッカー好きの人が多いというのもありますが、ドイツ人とワールドカップについての話をすると、とてもコアな話になります。

「あのプレーはどうだった」とか「もっとこうするべきだ」といった戦術的な話をたくさんしました。

たとえサッカーをやっていない人でも、多くのドイツ人はそれぞれサッカーに対する自分の考えを持っていて、議論ができることには驚きました。

 

ドイツ人は、論理的に考え、説明するということを小さい時から徹底的に学ばされるそうですが、今回のワールドカップを通してそれを感じるとともに、自分の考えや説明がいかに曖昧だったかということに気づかされました。

 

”サッカー”が生活の一部として、また、文化として根付いていることは非常に興味深いと感じました。

 

4. 仕事観

先ほど、平日の昼間にも関わらず本当に多くの人が仕事を切り上げて観戦していたと書きましたが、そこで感じたのが、仕事観と労働時間の違いです。

私が通う語学学校でも、ドイツの試合があるということで、全ての授業が中止されて、パブリックビューイングをしました。

 

これに関しては、長くなりそうなので、別のエピソードでシェアしたいと思います。

 

5. サッカーは国境を越える

私がワールドカップを通じて特に感じたことは、”サッカーは国境を越える”ということと、”サッカーを通じて仲間ができる”ということです。

 

実際に、言葉が通じなくとも健闘を称えあったり、喜び合ったりすることができましたし(もちろん、試合中はバチバチしてますが…笑)、ワールドカップを通じてたくさんの友達ができました。

 

サッカーは素晴らしいと改めて実感しました。

 

6. まとめ

以上が、私がドイツでワールドカップを観戦して感じたことです。

 

色々、日本とドイツの違いなどを書きましたが、そんなのは微々たるものです。

サッカーを前に、国籍の違いなど大したものではありません。

 

ボール一つあれば仲良くなれる

 

ここにサッカーのすごさがあります。

 

今回のワールドカップを通じて、サッカーの素晴らしさを再確認するとともに、サッカーをやってきて本当に良かったと感じました。

 

もうすでに、4年後のワールドカップが楽しみです。

果たして俺はどこにいるんだろう…

 

今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

それでは、また〜。Tschüs!!