ヨシダのドイツ日記

ドイツサッカー留学・ケルン体育大学の情報や私の考え方について書いています。

世界一難しい言語!?日本語の難しさを考えてみた

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Guten Tag!!みなさん、こんにちは。

 

日本では、また台風が近づいてきているようですね。

 

ドイツで生活していて最近感じるのは、日本では自然の脅威を感じることがとても多いということです。

ドイツでは台風はなければ地震もほとんどありません。

 

しかし、こればっかりはどうしようもないと思うので、皆さん十分に気をつけてお過ごしください。

 

さて、今回は日本語について少し考えていきたいと思います。

では、早速いってみましょう!!

 

日本語は世界一難しい??

アメリカの国務省が、”外国語習得難易度ランキング”というものを出しています。

 

そのデータによると、日本語だけが一番難しいCategory V*に分類されています。

一概に言うことはできませんが、このデータによれば、英語をネイティブとして話す人たちにとって、日本語は世界一習得が難しい言語であるということになります。

 

私は今、ドイツ語を勉強しているわけなのですが、確かにその中で「日本語って難しいなあ」と感じることがしばしばあります。

 

難しいというのは、少し違うかもしれません。

本来、言語というものは難しいものではないはずです。

何故ならば、その国の人は誰しもその国の言語を話すことができるからです。

全ての日本人は日本語を話すことができますよね?

もし、言語が難しいものであったら、全員が全員できるようになることはありえません。

 

ただ、言語間に”違い”があるのは確かです。

欧米諸国の言語は、起源が一緒だったりして、文法や単語がかなり似ています。

一方、日本語に欧米諸国の言語と似ている部分を見いだすのはかなり難しいです。つまり、欧米諸国の言語と日本語には大きな”違い”があるということが言えます。

そして、この”違い”が習得の難しさに影響していると考えることができます。

 

 

日本語のどこが難しい?? 

 3種類のキャラクター

日本語を学んでいる外国人に、日本語の難しいところを聞くと大半が漢字と答えます。

そう、日本語にはひらがな・かたかな・漢字と3種類のキャラクターが存在します。

これらを一から覚えると考えると、先が思いやられます…

特に漢字に至っては、いくつあるのか見当がつかない上に、音読みと訓読みというオプションまでついてきます。

感じに馴染みがない国の人たちにとって、これらを覚えていくのには相当な労力が必要です。

 

また、これら3種類のキャラクターは満遍なく使われるので、どれかは覚えなくても大丈夫というのはありません。

日本語を習得するためには全て覚えていく必要があります。

そう考えると、日本語が世界一難しいと言われていることも納得できるような気がしてきます。笑

 

敬語とニュアンス

日本語の難しい部分として、よく挙げられるのが敬語です。

敬語は、他人を敬い上下関係を大切にする日本の独特な文化から生まれたもので、海外の言語にはあまり見られません。

 

そしてこれは、授業だけでマスターするのは難しく、実際にその場面に遭遇して学んでいく必要があります。

また、一言に敬語といっても、相手との関係やその場の雰囲気によっても使う言葉が変わってきます。

完全に日本語を習得するためには、ただ単に言語を学べば良いというわけではなく、その場の雰囲気を感じ取り適切な言葉を選択していく必要があります。

これは外国人にとってかなり難しいようです。

 

話し言葉と書き言葉

日本語では、話し言葉と書き言葉に大きな違いがあります。

書かれている文章をそのまま話すと、少し変な風に聞こえます。その逆もまた然りです。

 

少し例を出してみたいと思います。

話し言葉      書き言葉

めっちゃ、すごい →  とても

でも、けど →  だが、しかし

〜じゃない →  〜ではない

 

このように、日本語における話し言葉と書き言葉では、使われる単語自体が変わったり、文の構造が変わったりします。

また、これはほんの一例にすぎません。

 

主語が省略

欧米諸国の言語では、基本的に必ず主語を用います。

一方、日本語の日常会話では主語が省略されることがほとんどです。

主語が曖昧なので、流れの中で理解する必要があります。

 

これが当たり前になっている私たちにとっては何の問題もありませんが、主語をはっきりさせることが当たり前の外国人にとっては、これがなかなか難しいそうです。

 

新たな言葉がどんどん生まれる

流行語大賞というものが存在するくらい日本人は言葉遊びが大好きです。

略したりなんだりして、日本ではどんどん新しい言葉が生まれます。

年配の方が使う言葉と若者が使う言葉には違いがあることからもこのことがよく分かると思います。

 

外国語にもスラングや略し言葉があったりしますが、日本ほどではないと思います。

長い間海外で生活していたら、わからない単語がたくさん出てきそうで少し怖いです。笑

 

まとめ

以上が、私がドイツ語を学んでいる中で感じた日本語の難しさです。

 

今まで、日本語の文法について深く考えたことがなかったので、こうして考えてみるとなかなか複雑であるとともに、とても興味深い言語であると感じました。

 

皆さんも是非日本語について少し考えてみてはいかがですか?

 

それでは、さようなら。Tschüs!!