【ドイツ留学】ドイツ・ケルンでのビザ取得について
Guten Tag!!みなさん、こんにちは。
渡独から約2ヶ月、先日ようやくビザを取得することができました。
ビザに関しては、みなさん少なからず苦労をすることと思いますので、今回は僕のビザ取得に関する経験をまとめていきたいと思います。
少しでも、これからドイツでビザ取得を考えている人の助けとなれば幸いです。
1. ドイツのVISA事情
1-1. VISAの申請が必要なのは…?
まず、ビザの申請が必要になるのは、ドイツに90日(約3ヶ月)以上滞在する場合です。
ドイツは、90日間はビザなしで滞在することができますので、3ヶ月以内に帰国する人はビザを申請する必要はありません。
また、90日以上滞在する人も、最初はビザなしで入国し、90日以内にドイツでビザを申請するというのが一般的です。
1-2. VISAの種類
ドイツには大きく分けると6つの種類のVISAがあります。それぞれの滞在の目的に合ったVISAを申請しましょう。
学生ビザ
大学や大学院へ留学する場合。
卒業までの期間のVISAが発行される。
大学準備ビザ
大学や大学院への入学が確定していない場合。
90日間のVISAが発行される。
※一度しか申請できない。
語学研修ビザ
語学学校でドイツ語を学ぶ場合。
語学学校のコースが終わるまでの期間のVISAが発行される。
就労・研修・研究滞在ビザ
仕事や研修目的で滞在する場合。
仕事が終わるまでの期間のVISAが発行される。
ワーキングホリデービザ
18歳〜31歳までの人は最長1年間ワーホリVISAを申請できる。
※一度しか申請できない。
配偶者ビザ
ドイツ人と結婚する場合。
2. VISAの申請ができる場所
先ほども書きましたが、基本的に日本国内でビザを取得することはできず、ドイツに渡ってから90日以内に申請をしなければなりません。(ワーホリビザは日本で取得することもできるようです。)
ケルンの場合、ケルン市内に10カ所ほどある市役所(Kundenzentrum)の外国人課(Ausländeramt)でビザの申請することができます。
ここで一つ注意が必要です。
ケルン市内に市役所が10カ所ほどあると書きましたが、それぞれ管轄する地域が決められています。
管轄外の市役所に行っても申請することができないので注意してください。
実際に私は最初、違う管轄の市役所に行ってしまい、1時間半ほど待ったのにも関わらずここではできないよと門前払いされてしまいました。
基本的には、一番近くの市役所に行けば問題ないと思いますが、心配な方は直接問い合わせてみてください。
3. VISA申請に必要な書類
ビザの種類や申請をする地域によって必要な書類は変わってくるようです。
ここでは、私がケルンで語学研修ビザを取得した時に求められた書類をご紹介します。
ビザの申請に必要な書類は、準備をするのに時間がかかるものもありますので、早めに準備をしておきましょう。
一つでも不備があるとビザの取得はできません。
申請書
申請書は現地の市役所または外国人局で入手することができます。地域によってはネットから入手することもできるようです。
私は、間違えて管轄外の市役所に行った時に入手しました。
市役所のインフォメーションで申請書が欲しい旨を伝えれば入手できると思います。
申請書は記入する欄がたくさんあり、もちろん日本語は書いていないので、記入するのに結構時間がかかりました。
ドイツ語が分かる人がいれば手伝ってもらうと楽かもしれません。
パスポートとそのコピー
パスポート原本と写真があるページおよび入国時にスタンプが押されたページのコピーが必要です。
私が2度目に市役所を訪れた時、これを忘れて一発アウトでした。笑
コピーくらいやってくれてもいいじゃんと思いますが、そんな優しくありません。
居住証明書(Wohnbescheinigung)
私の場合、住民登録証明書ではなく、大家さんのサイン入りの居住証明書を求められました。
この書類は担当者がプリントアウトしてくれたので、後日ホストファミリーに記入してもらい、持って行きました。
保険証
ビザ申請の全期間において、ドイツの有効な保険に加入している証明が必要です。
私は、Care Conceptという保険に加入しました。
こちらの保険は、日本語でも申し込みできますし、価格も安いのでかなりおすすめです。
日本からでも申し込みができるので日本で事前に加入し、保険証をコピーしておくと楽だと思います。
賠償責任保険証明書
賠責保険もCare Conceptで加入できます。こちらも日本で加入し、保険証をコピーしておくと楽だと思います。
写真
パスポート用の写真(3.5cm×4.5cm)が必要です。
ドイツにも証明写真用の機械があるので、ドイツで撮ることも可能ですが、日本で撮っておくとよりスムーズかと思います。
語学学校の入学許可証
語学学校に申し込み、支払いを済ませると入学許可証がもらえると思うので、それを持って行きましょう。
滞在費用を証明できるもの
学生ビザや語学研修ビザの場合は、滞在する月×720ユーロの金額が入った閉鎖講座を開く必要があるらしいのですが、私の場合は4000ユーロ以上入ったドイツの普通口座の通帳で大丈夫でした。
担当者や地域によって違いがあるようなので、もしわからなければ、実際に市役所に行って聞いてみると良いと思います。
上に載せたドイツ大使館・総領事館の資料も参考にしてみてください。
申請料
申請料がかかりますので、現金かカードを持って行ってください。
私の場合、申請料は52ユーロでした。
4. VISA取得の流れ
市役所の外国人課に行くと、イニシャルが書かれたドアがあります。
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自分の名字のイニシャルが書かれたドア見つけたら、ノックをして中に入ります。
他の人がいる場合でも入って大丈夫です。
↓
一旦パスポートを預けたら呼ばれるまで外の廊下で待ちます。
↓
名前が呼ばれたら必要な書類を渡します。
↓
書類に不備がなければその場でビザをパスポートに貼ってもらえます。
↓
申請料を払って終了。
ビザ取得の大まかな流れはこのような感じです。
ビザの取得はなかなかスムーズにはいきません。
私は全部で4回市役所を訪れました。
結局ドイツ語を喋れる人を連れてこいと言われ、最後はホストマザーについてきてもらい取得できました。
中には英語で説明してくれる人もいるようですが、私の担当者はドイツ語ができないとダメでした。
ドイツ語が分かる人が周りにいるのであれば、付き合ってもらうのが無難です。
ビザの取得に苦労したという話はよく聞きますが、実際私もかなり苦労しましたし、憂鬱な気持ちになりました。
でも、ビザが取れなくて帰国したという話は聞いたことがないので、最後はなんとかなると思います。
ビザさえ取れれば、手続きは終わりだと思うので、最後だと思って頑張ってください。
皆さんのドイツ留学が素敵なものになることを願っております。
それでは、さようなら。Tschüs!!