衝撃!?ドイツのちびっこゴールキーパー
Guten Tag!! みなさん、こんにちは。
私は今、7月からの新シーズンに向けて、チーム探しをしています。
ここドイツでは、だいたい街に一つはクラブがあり、7部などでもお金をもらいながらサッカーができるという環境が整っています。
シーズンが始まったら、ドイツのサッカー事情についても詳しく書きたいと思いますが、今からどんなチームでサッカーができるのかとても楽しみです。
先日、ドイツの子供達にサッカーを教える機会があり、そこで衝撃を受けたので、今日はその話について書きたいと思います。
小学1年生の子供達がやっていたのは、下の図のように、斜め前から来たボールをワンタッチないしはツータッチでシュートするトレーニングです。
とてもシンプルなトレーニングで、サッカー経験者なら誰もがやったことがあるのではないでしょうか?
私が何に対してそんなに衝撃を受けたのかというと、
キーパーの子がボールの位置に応じてポジションを調整していたこと
についてです。
コーチがボールを持っているときはニアポストに、ボールが動くとそれに合わせてポジションを変え、最も適切なポジションでボールに対してアプローチできるようにしていました。
それも毎回です。前の選手がシュートし、プレーが完結したらすぐに次の選手のシュートに備えてポジショニングします。
指導者やキーパー経験者から言わせれば当たり前のことかもしれませんが、特筆すべきは、これをやっているのが小学1年生であるという点です。
しかもコーチにやれと言われてやっているのではなく、すでに身についているような感じがしました。
このことは、私の中ではかなりの衝撃でした。
私は、日本で小学生にキーパーの指導をしたことがないので正確な比較はできませんが、小学1年生くらいの子たちは、来たボールに対して飛びつくのが精一杯で、ポジショニングについて意識する子はほとんどいないのではないでしょうか?
少なくとも私はそう思っていました。
この子が特別だったのか、そうでなかったとしたらどういうトレーニングや指導を行なっているのかとても気になるので今度、子供達のトレーニングを観に行ってみようと思います。
もし、これがドイツのスタンダードだとしたら日本も早急にこの指導を取り入れるべきだと思います。
子供の頃からの意識づけ、習慣づけは偉大です。
GKのポジションが良ければ当然ゴールをすることは難しくなります。ゴールできなければゴールできる方法を考えます。そうすれば自然と確率の高いシュートが身についてきます。
まさに相乗効果です。
このような意識が浸透すれば、よく問題視されている”日本の決定力不足”も少しは改善されるのかななんて考えました。
今回はちびっこゴールキーパーについて書きましたが、ドイツでは驚かされることがたくさんあります。
様々な視点でいろんなことをシェアしていこうと思いますので、これからもよろしくお願いします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、さようなら。Tschüs!!