否定疑問文に大苦戦… 混乱しないためのポイントとは??
Guten Tag!!みなさん、こんにちは。
ドイツに来て約3ヶ月半が経ち、だんだん簡単な日常会話くらいはできるようになって来ました。
しかし、日常でよく使われる否定疑問文に対する返答がなかなかスムーズにできずに悩んでおります…
英語でもいまだに「あ、間違えた!」ということが結構あります。
これができないのは私だけなのでしょうか…?
というわけで今回は、否定疑問文の仕組みやポイントをまとめていきたいと思います。
1. 否定疑問文とは??
英語やドイツ語、もちろん日本語にも否定疑問文と呼ばれる形があります。
ほとんどの方がご存知かと思いますが、否定疑問文と言われるとよくわからないと思うのでご説明します。
否定疑問文とは、英語で言うと"not"、ドイツ語では"nicht"もしくは"kein"を含んだ疑問文のことです。
日本語だと”〜じゃないの?”といった表現になるでしょうか。
質問をする際には、「〜ですか?」という表現だけではなく、「〜ではないのですか?」という表現もありますよね?
後者が否定疑問文になります。
例えば、
Don't you have a car?(車は持っていないのですか?)
という文があったとします。これは否定疑問文です。
これに対して、の答えは、
・肯定する場合
日本語:いいえ、持っています。
英語 :はい、持っています。(Yes, I have.)
・否定する場合
日本語:はい、持っていません。
英語 :いいえ、持っていません。(No, I haven't.)
となります。
つまり、日本語と英語では、「はい」「いいえ」の答え方が逆になるということです。
この違いは、ドイツ語でもあります。
では、先ほどの例をドイツ語で見ていきたいと思います。
Haben Sie kein Auto?(車は持っていないのですか?)
という質問に対する返答は、
・肯定する場合
日本語 :いいえ、持っています。
ドイツ語:いや、持っています。(Doch, ich habe ein Auto.)
・否定する場合
日本語 :はい、持っていません。
ドイツ語:いいえ、持っていません。(Nein, ich habe kein Auto.)
となります。
否定疑問文の説明に対して、肯定の返答をする場合、ドイツ語では”Doch(ドッホ)”という特別な単語を使います。
”Doch”を日本語に訳すとすれば「いや」という訳が一番しっくりきます。
Yes/Noしかない英語と比べると、否定疑問文の質問に対して肯定する場合に否定のニュアンスを含めると言う点で、”Doch”という単語は若干日本語に近い気がします。
しかし、否定の返答をする場合にも、いいえ(Nein)を使うので、余計ややこしいです…笑
2. 混乱しないためのポイント(英語)
2-1. シンプルに考える
日本人にとっては混乱しがちな否定疑問文に対する返答ですが、発想を転換すれば複雑なものではありません。
英語はとてもシンプルです。
普通の疑問文であろうと否定疑問文であろうと、
肯定する場合はYes、否定する場合はNoで答えます。
もう一つ例を出してみます。
Can't you speak English? (英語は話せないですか?)
という質問に対しての返答は英語の場合、
肯定(話せる)なら Yes, I can.
否定(話せない)なら No, I can't.
となります。
英語の答え方には「Yes +肯定文」と「No+否定文」の2パターンしかなく、日本語のように「いいえ、好きです」という考え方は存在しません。
複雑に考えず、シンプルに肯定ならYes、否定ならNoで答えましょう。
2-2. "not"を無視する
先ほどの考え方と全く一緒ですが、その方法として”not”を無視して考えるというものがあります。
否定疑問文で聞かれても、頭の中で”not”をカットして普通の疑問文にしてしまうという方法です。
例えば、Don't you 〜?という質問はDo you 〜?とし、Can't you 〜?という質問はCan you 〜?に頭の中で変換してしまいます。
そうすれば、混乱することなく答えられるのではないでしょうか。
3. まとめ
ここまで、混乱しないためのポイントをご紹介してきましたが、頭ではわかっていても、実際の会話となると訳が分からなくなってしまったりします…
ですが、このブログを書いていて、私自身は若干コツがつかめたような気がします。
とはいっても、これに関しては慣れるしかないと思います。
そもそも、考えながら話している状態の時はなかなかスムーズな会話はできません。
言語の習得は、とにかく話して話して慣れていくしかないと思っています。
長い道のりですが、お互いに頑張りましょう!!
それでは、さようなら。Tschüss!!