ケルン体育大学入学までの流れ
Guten Tag!!みなさん、こんにちは。
かなり久々の更新になってしまいましたが、ヨシダ、生きてます。
ドイツに来て約1年と3ヶ月、先日DSHという大学入学に必要なドイツ語の試験に無事合格し、10月からケルン体育大学で勉強できることになりました。
と言っても、まだまだ私のドイツ語は未熟なので、引き続き気合いをいれて勉強しなければいけませんが…。
このブログも、方向性がかなり迷走していましたが、これからは、
・ドイツサッカー留学
・ケルン体育大学
・ヨシダの考え方
の3つのテーマに絞って書いていこうと思います。
以前書いていたような、旅行情報や海外生活については新たにブログを開設し、後々そちらで公開しますので、よろしければそちらの方もチェックしてみてください!!
さて、今回は題名にあるように、ケルン体育大へ入学するまでの流れについて書いていこうと思います。
というのも、私がケルン体育大学を目指してドイツに来る時、あまり情報がなかったというのと、こちらで新たに得た有益な情報があったからです。
少しでも、これからケルン体育大を目指したいと言う人の参考になればと思います。
ケルン体育大へ入学するための条件
まず、ケルン体育大学に入学するのに必要な条件についてです。
基本的には、以下の3つが必要となります。
ドイツのAbiturに相当する教育を受けていること
ドイツ人が大学に入学するためには、Abiturと呼ばれる、Gymnasium(ドイツで大学入学を目指す学生が日本の小学校に当たるGrundschuleの4年間を終えた後に進む9年制の学校)の卒業試験の成績が必要となります。
もちろん、日本の学校制度はドイツとは違うので、日本人がドイツの学校に入学するためには、ドイツのAbiturに相当する教育を受けていることが必要となります。
日本の大学を卒業していれば、これに関しては全く問題ありません。
大学の卒業証明書と成績証明書が必要となるので、ドイツに来る前にあらかじめ準備しておくことをお勧めします。
日本の大学を卒業していない場合は少し厄介です。
ドイツのAbiturは基本13年間かかるので、それと同様に13年間(小・中・高と大学1年生まで)教育を受けていれば良かったり、センター試験の成績で大丈夫であったりと様々な情報を聞きますが、これに関して、私がはっきりと言うことはできないので、大学に直接問い合わせてみてください。
スポーツテストに合格しているもしくは日本の大学でスポーツを専攻している
ケルン体育大学は、Sporteignungstestという独自のスポーツテストを行なっており、入学するためにはこのテストに合格していることが求められます。
ちなみに、ボーフムの大学で行われているスポーツテストの合格証明でも大丈夫なようです。
ただし、日本の大学で、スポーツテストで行われる種目を授業として履修している場合や、Master(修士)に応募する場合は免除されます。
私は、日本で保健体育の教員免許を取得するために、それらの種目を履修していたので、スポーツテストは必要ありませんでした。
これが必要かどうかは、ケルン体育大学の外国人オフィス(International Office)で判断されるので、そちらに問い合わせて確認してください。
スポーツテストに関しては、私は受験していないのと情報がネットでたくさん出ているので、ここで詳しく説明するのはやめておきます。
ドイツ語能力の証明
さらに必要となるのが、ドイツ語の能力証明です。
基本的にはケルン体育大で行われるDSHという試験に挑戦するのが一般的です。
DSHの合格に向けて勉強するドイツ語準備コースが大学内に設けられており、これに参加して、合格を目指します。
ドイツ語コースに関しては、違う記事で詳しく説明しようと思います。
そのほかにも、TestDaFのC1の合格証明などでも大丈夫ですが、一般的には、DSHの方が簡単とされています。
大学入学までの流れ
次に、ドイツに来てから、大学入学までの流れについてです。
これは、人それぞれ違うので、あくまで参考として一般的な例をご紹介します。
ステップ1:ドイツ語B1の合格を目指す
DSHに合格するためには、まずは準備コースに入る必要があります。
そして、準備コースに入るためには、まずTelcやゲーテのB1の試験に合格しなければなりません。
それに向けて、語学学校で勉強しました。
学校によって進度が違ったりするので、一概には言えませんが、一から勉強する場合、B1合格までは最短でも4〜5ヶ月かかると思います。
スポーツテストの合格も必要な場合は、同時にスポーツテストの準備も進めておきましょう。
ちなみに、B1の試験は日本でも受けることができるので、日本で勉強して先に受かってしまうというのもアリですね。
私の場合は、4月にドイツに来て、11月にB1の試験を受けたので7ヶ月かかりました。
B1の試験が終わってからも、準備コースの開始まで時間があったので、その期間も語学学校に通って勉強しました。
ステップ2:DSH合格を目指す
B1の試験に合格したら、ケルン体育大の準備コースに通い、DSH合格を目指します。
準備コースは、夏ゼメスター(4月〜)と冬ゼメスター(10月〜)にそれぞれ開催され、最大3ゼメスターまで在籍することができます。
つまり、ドイツ語コースには最大で1年半在籍することができ、3回DSHを受けるチャンスがあるということです。
注意しなければならないのは、応募締め切りが夏ゼメスターは1月15日、冬ゼメスターは7月15日ということです。
それまでに必要書類をInternational Officeに提出しなければなりません。
が、ドイツ語B1の証明書はコース開始まで待ってもらえます。
つまり、出願締め切りはそれぞれコース開始の2ヶ月半前ですが、コース開始までにB1に受かれば、問題ないということです。
若干裏技ではありますが、私はこれを知らなくて、準備コースに入るのが半年遅れてしまいました。なので、これは知っておくと得だと思います。
準備コースに入れば、学費も安いし、学生VISAもおりるし、体育大の施設も使えて、さらには電車も乗り放題と良いことづくしなので、まずはそれを目指して頑張りましょう!!
そして、DSHに合格すれば、晴れて次のゼメスターから大学に入学することができます。
スポーツテストが必要な場合は、そちらももちろん合格しなければなりませんが…
私の場合は、ドイツに来て1年半で大学に入れることになりましたが、これに関しては人それぞれで、1年で合格する人もいれば、2〜3年かかる人もいます。
自分の頑張り次第です。
もちろん、入学までの期間ただドイツ語を勉強していた訳ではありません。
私の場合は、サッカーチームと契約してプレーしたり、アルバイトをしてお金をためたり、たまには旅行に行ったりと非常に充実した生活を送ることができたと思います。
入学までの期間は結構自由に使える時間がありますし、それらはドイツ語の成長にも繋がるので、積極的に様々なことにチャレンジしてください!!
と、こんな感じで今回はケルン体育大に入学するまでの流れについて書きました。
何度も言っているように、これは人それぞれ違ってくるので、参考程度に読んでもらえればと思います。
何か質問があれば、お気軽にコメントください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、さようなら〜 Tschüss!!